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 『100万円のメイク男子』

北條 雅人（大西 流星）は、３度の飯よりコスメが好きな大学4年生。
キャンパス内では、大手化粧品会社・ペガサス化粧品の御曹司であるという噂が流れていて、ちょっとした有名人。

一方、皆本 頼子（井桁 弘恵）は、大学の研究室でポストドクターとして働く29歳。
ビンボー生活に明け暮れながら、助教のポストを狙うも、教授の古井（遠山 俊也）から思いがけない言葉を投げかけられ、自ら退職を宣言してしまいます。

頼子は、家賃や光熱費の支払いに追われ、崖っぷちに立たされてしまいました。
ある日、大学構内で100万円の札束を手にした雅人を目撃すると、吸い寄せられるように彼に接近…。

『メイクは武装』

『大手化粧品会社の御曹司』であるはずの北條 雅人（大西 流星）が、清掃のアルバイトをしていることを知った皆本 頼子（井桁 弘恵）は、謎めいた雅人の素性に興味を持ち始めます。

ある日、後輩の足立 小夏（森迫 永依）から、研究室の面々が集う結婚パーティーへの同席を頼まれた頼子は、成り行きで雅人にメイクをしてもらうことに。

「メイクは自分を強くするための武装」と語る雅人によって、大変身を遂げた頼子は、パーティー会場で思いもよらぬ行動を起こします。

『すっぴん女子の “宣戦布告” 』

父北條 雅人（大西 流星）は、親である北條 駿夫（コウメ太夫）から、公衆の面前で侮辱されました。

その場に居合わせた皆本 頼子（井桁 弘恵）から「雅人と一緒に起業して、ペガサス化粧品に勝つ」と一方的に宣言されたことで、「人の夢にただ乗りするな」と怒りをぶつけます。

雅人の起業への想いを知った兄・北條 一馬（松島 聡）は、コスメ開発についてアドバイスします。一馬の後押しを受け、起業に向けて動き出した雅人でしたが、思わぬ壁にぶち当たります。

一方、足立 小夏（森迫 永依）から「先輩に起業は無理」といさめられた頼子は、何かを思い立った様子で、就活セミナー会場に出向きます。

『初めての恋、初めてのリップ』

皆本 頼子（井桁 弘恵）が起業に対して本気であると悟った北條 雅人（大西 流星）。
メイクの知識のない頼子にリップメイクを施し、２人の距離は急接近します。
さらに雅人は、記憶の中の初恋の人が頼子だったのではないかと心をざわめかせます。

ある日、兄・北條 一馬（松島 聡）の発案で、雅人宅に頼子を招いて餃子パーティーを開くことに。コスメ開発に向けた作戦会議も盛り上がり、一致団結する３人。

しかしそんな中、頼子の後輩・足立 小夏（森迫 永依）から「先輩に迷惑かけないでください」と告げられた雅人は、複雑な心境になります。
一人思い悩んだ末、ある決意を固めます。

『ドカンと一発当てる方法』

オリジナルコスメ発売に向けて、外回り営業に奔走する北條 雅人（大西 流星）と皆本 頼子（井桁 弘恵）。

しかし、実績や認知度の伴っていない雅人たちにブランドは、まともに取り合ってもらえません。
めげずに地道に営業を続けようと提案する雅人でしたが、3000個もの在庫を抱えて焦りを募らせた頼子は、「そんなんじゃ、全部売り切るのに何年かかるかわからない」と反論します。
早くも壁にぶち当たり、ピリピリムードの二人…。

何とかして突破口を見出そうと躍起になる中、男性向けファッション誌主催のメンズコスメイベントの存在を知った頼子、一発逆転を狙ったある秘策を思いつきます。

『渡せなかったプレゼント』

父・北條 駿夫（コウメ太夫）の口から、ペガサス化粧品のメンズコスメラインが立ち上がることが発表され、北條 雅人（大西 流星）は呆然とします。

そんな雅人の様子を見かねた皆本 頼子（井桁 弘恵）は、再び外回り営業へと誘い出します。
メンズコスメイベントでの宣伝成果もあり、営業先での反応も上々です。

少しずつ軌道に乗る雅人たちのブランドでしたが、兄・北條 一馬（松島 聡）のぎこちない態度に、雅人は疑念を募らせます。
そんな中、雅人と一馬の関係を大きく揺るがすような、あるショッキングな出来事が起こります。

『“呪い”を解く赤ネイル』

ペガサス化粧品のメンズラインの発売以来、兄・北條 一馬（松島 聡）との間に溝が生まれた北條 雅人（大西 流星）。

一方、未だ売れ残っているコスメの在庫を抱え、頭を悩ませる皆本 頼子（井桁 弘恵）のもとに、メンズファッション誌の編集部員・佐藤 三輪子（冨手 麻妙）から、夜遅くに連絡が入ります。
翌日に撮影を控えたコスメ特集ページのメイクアシスタントとして、雅人の手を借りられないかという相談でした。

モデルを務めるのは、Z世代に絶大な人気を誇る矢巻 光（深田 竜生）。
急きょ舞い込んだカリスマモデルとの仕事に浮き立つ頼子でしたが、撮影が進むにつれ、光の表情がどんどん曇っていきます。

そんな中、光の思いがけない行動によって、撮影現場が大混乱に陥ります。

『キスしていいんですか？』

Z世代に人気のカリスマモデル・矢巻 光（深田 竜生）が「pazapa」のブランドモデルに就任することが決まり、北條 雅人（大西 流星）と皆本 頼子（井桁 弘恵）は、期待に胸を膨らませます。

早速、雅人宅で宣伝プランの打ち合わせをしようと盛り上がっていると、その場に居合わせた光が「それ、僕も行く」と割り込んできます。

光のストレートな物言いに内心ムッとする頼子でしたが、SNSの使い方を熟知している光ならではの画期的なPR施策と、光ファンからの支持によって、「pazapa」の売り上げは急上昇します。

追い風に乗り、雅人と頼子の距離もかつてないほどに縮まるも、予想だにしない恋の波乱が待ち受けていました。

『失恋、未練、予期せぬ試練』

モデルの矢巻 光（深田 竜生）が北條 雅人（大西 流星）にキスをしようとしている場面に鉢合わせした皆本 頼子（井桁 弘恵）は、失恋モードで意気消沈してしまいます。

後輩の足立 小夏（森迫 永依）に励まされ、「明日からは仕事に生きる」と心機一転を図りますが、アルバイト先で雅人と顔を合わせるたびにぎこちない態度を取ってしまいます。

２人の想いがすれ違う中、予期せぬ事件をキッカケに、「pazapa」のコスメが続々と注文キャンセルされる事態になります。
追加発注分の支払い期限も差し迫り、数千個もの在庫を抱えた雅人と頼子は、突如として窮地に追い込まれてしまいます。

『君こそヒーロー』

北條 雅人（大西 流星）と皆本 頼子（井桁 弘恵）は、「pazapa」のブランドモデル・矢巻 光（深田 竜生）のスキャンダルによって、予期せぬ負債を抱えることとなりました。

そんな中、兄・北條 一馬（松島 聡）は、父・北條 駿夫（コウメ太夫）の度重なる妨害工作から雅人たちを守りたい一心から、ペガサス化粧品による「pazapa」買収案を雅人に持ち掛けます。

一方、追加発注分の費用を自ら工面するため、シングルマザーの母親からお金を借りたうえに、アルバイトを増やそうとする頼子でした。
そんな頼子の姿を心苦しく思った雅人は、一人思い悩んだ末、ある決断を固め、ペガサス化粧品へと向かいますが、その先で最大の試練が待ち受けます。