シッコウ!!～犬と私と執行官～見逃し配信無料動画の視聴方法は？再放送も調査！

とあるペットスパサロンの面接。
吉野 ひかり（伊藤 沙莉）は社長の上野原 美鶴（板谷 由夏）を相手に、自分がいかに犬が好きで犬にも好かれるかを力いっぱい熱弁していました。

20社目にしてついに憧れのペット業界への就職が決まり、さらに住むところも格安で見つけました。
「たしかに激安だけど、そんなに怪しいのか…」と、親友に忠告され不安になりながらアパート『サニーハイツ青柳』を見にきたひかりは、さっそく″怪しい男”と遭遇します。

男の名は小原 樹（織田 裕二）裁判所の職員で、裁判で出された結論が実現されない場合、それを強制的に実現する【執行官】である小原は、『サニーハイツ青柳』に住む二川 研一（中村 俊介）一家の家賃滞納に関する調査を行っていたのです。

ようやく就職を決めたペットサロンの社長・上野原 美鶴（板谷 由夏）が”夜逃げ”し、突然職を失った吉野 ひかり（伊藤 紗莉）。

そんなひかりのもとに執行官の小原 樹（織田 裕二）が現れ、ひかりを東京地方裁判所南目黒支部へと連れて行き、ひかりを《執行補助者》に任命しようとしていたのです。

何よりも犬が苦手な小原は、犬の扱いに慣れているひかりを《犬担当の執行補助者》にし、『その犬の脅威から守ってもらいたい』と提案をするのでした。

かくして《執行補助者》になったひかりは、優秀な事務員の栗橋 祐介（中島 健人）から「執行の手順」などについてレクチャーを受けます。
そして小原に連れられ、初めての案件へと向かいます。　

とうとう小原 樹（織田 裕二）と栗橋 祐介（中島 健人）が、由比 千尋（ファーストサマーウイカ）の保護動物カフェまでやってきたため、「まさかこの店も執行対象に⁉」と焦る吉野 ひかり（伊藤 沙莉）でしたが、２人の用件は「もう一度、執行補助者として助けてほしい」というものでした。

「犬を相手にするここ（保護動物カフェ）の仕事より、人を相手にする執行補助者のほうがやりがいがあるのでは」という小原の無神経な言葉にムッとします。
しかし、犬がいると分かっていてわざわざカフェまで来てくれたことが気になったひかりは、後日仕事終わりに東京地方裁判所南目黒支部の執行官室を訪問します。

小原 樹（織田 裕二）から《執行官》という仕事に対する思いを聞いた吉野 ひかり（伊藤 沙莉）。

人の人生の極限状態に向き合い続ける現場に「胸がざわざわ」してしまったひかりは、これっきりで《執行補助者》の仕事を辞めたいと打ち明けます。

しかし、小原は「その心は執行に大事なものではないかと思う」と話し、「気が向いたらまたざわざわしよう」と言い残して立ち去って行きます。

程なくして、ひかりが住むアパート『サニーハイツ青柳』の空き室に、執行官室事務員の栗橋 祐介（中島 健人）が引っ越してきます。
ひかりは、銀行員だった栗橋がなぜ今の仕事についたのかを聞きました。

アルバイトで犬の散歩をしていた吉野 ひかり（伊藤 沙莉）の前に、夜逃げしたペットサロンの元社長・上野原 美鶴（板谷 由夏）が現れます。
今度は犬とトリマーのマッチングアプリの会社を始めた上野原は、「これはペット業界を転職とするあなたのための仕事よ」とひかりを誘います。
差し押さえにも懲りず、ますますパワーアップしている上野原に、唖然とするひかりでしたが…。

そんなひかりの元に、執行官の小原 樹（織田 裕二）が仕事の連絡にやって来ます。
今回の案件は、『花巻みらいクリニック』の院長・花巻 健吉（竜 雷太）への、医療機器の代金未払いによる動産差し押さえです。

執行当日、事務員の栗橋 祐介（中島 健人）らとともに『花巻みらいクリニック』にやって来たひかりは、健吉の娘で医師の利恵（野波 麻帆）とその兄で事務長の康介（松本 実）に迎えられ、健吉の自宅客間へと通されます。
差し押さえ物品の競り売りの最中、ひかりは、健吉と利恵、康介が何かと言い争っているのを目撃し、家族内に何かトラブルがあるのを察します。

ひかりは、上野原からの新会社への誘いを受けながらも、執行補助者の仕事に少しずつやりがいと使命感を抱き始めていました。
そして、栗橋や、執行官の日野 純二（勝村 政信）、渋川 万亀夫（渡辺 いっけい）らの話でさらに心揺れるひかりでしたが、そんな思いを知る由もない小原からは、就職が決まりそうなことを「祝福する」と言われてしまいます。

不動産競売の開札会場に不動産所有者の佐久山 伸司（でんでん）が乗り込んでくるというトラブルが起きます。
マンションの部屋の所有者である佐久山は、息子が借金の担保に勝手に部屋を抵当に入れていたため、住んでいる部屋を出ていかなくてはならなくなっていたのでした。

その頃、吉野 ひかり（伊藤 沙莉）は、長窪 桂十郎（笠松 将）から頼まれ、長窪の母・頼子（千葉 雅子）と対面していました。
頼子から再三見合いを勧められて困っている長窪は、ひかりを「結婚相手」と偽って紹介し、見合いを断ろうとしていたのです。
ひかりを心配した栗橋 祐介（中島 健人）は、待ち合わせ場所までついていってしまいます。

後日、明け渡しの催告に行くことになった執行官の小原 樹（織田 裕二）は、佐久山が犬を飼っているという情報を入手し、ひかりに同行を依頼します。

１ヵ月後の明け渡しの強制執行を伝えるも、「出ていかない」と言い張る佐久山に困惑しながら部屋をあとにする小原たちを、佐久山の孫・真琴（毎田 暖乃）が追いかけてきます。
真琴から話を聞いたひかりは、大人の事情に振り回される真琴の姿に胸を痛めます。

ある決意を胸に、小原 樹（織田 裕二）に会いに行った吉野 ひかり（伊藤 沙莉）。
しかし緊張のあまり言い淀んでいると、そこにまたしても元上司である上野原 美鶴（板谷 由夏）が現れます。

「執行されてすっからかん」と話す上野原は、新たに始めたペット事業へのクラウドファンディングにひかりや保護犬カフェの由比 千尋（ファーストサマーウイカ）を巻き込もうと、その場からひかりを連れ去ってしまいます。
ひかりが言い残した「小原さんには、ほ…」という言葉を頭の中で繰り返し考えた小原は、「ひかりがもしや自分に惚れているのではないか」と妄想を抱きます。

そんなある日、小原のもとに急きょ執行の仕事が舞い込みます。
『タンタンファイナンス』という消費者金融から金を借りた債務者の朽木 茂雄が、厳しい取り立てを恐れて失踪します。
残された妻からの連絡で債務者の家に向かうことになった小原とひかりでしたが、突然債務者である『タンタンファイナンス』の社員・土山 次郎（波岡 一樹喜）も同行すると言い出します。

債務者の家に差し押さえられる物品がなかったことから、小原はこの件を『執行不能』と判断すると、その決定に怒った土山は激高し、まさかの行動に出ます。

ひかりの機転で難を逃れますが、後日またしても『タンタンファイナンス』に関する事件が舞い込んでしまいます。
『ビルに電気を通す執行』という前代未聞のケースの中で、また土山が登場し、さらなるピンチが訪れます。

小原 樹（織田 裕二）のもとに、19歳の女子学生への執行事件が舞い込みます。
19歳でも成人扱いで借金ができるようになったため、近年このようなケースが増えているのだと、小原は吉野 ひかり（伊藤 沙莉）に説明します。

そんな小原から、ひかりはある贈り物をもらいます。
自宅に帰って包装紙を開けると、出てきたのは『こども六法』と文庫本の『老子』。
「法律をよく知りたいという友」への小原からのサプライズプレゼントでした。
「きっと君を守る盾と闘う武器にもなる」という小原の言葉を胸に、ひかりは『こども六法』を熱心に読み始めます。

翌日、小原とひかりは、19歳の女子学生・白河 杏奈（幸澤 沙良）の自宅へ動産執行に向かいました。
杏奈の母・登和子（筒井 真理子）は、娘が借金していることに信じられない様子を見せますが、帰宅した杏奈が逃げ出そうとしたことで、事実を受け入れ、動産執行に応じます。

登和子が借金の理由を尋ねるも「女子大生はお金がかかる」と杏奈は、はぐらかします。
実は杏奈は大学内で横行している投資詐欺に遭っていたのです。

親にも借金がバレ、裁判所まで来たことで追い詰められた杏奈は、個人間での金銭の貸し借りをする掲示板【ちょぴっと融資】を紹介されます。
金を貸す代わりにいかがわしい行為を要求することでトラブルが多発しているという個人間融資。
手を出すか迷う杏奈をたまたま見かけたひかりは、「困っていることがあるなら相談に乗る」と声をかけるのでした。

一方、司法試験予備試験を控え、執行官室事務員の仕事を休んで猛勉強中の栗橋 祐介（中島 健人）は、ひかりの前で高熱を出して倒れてしまいます。
さらに、ひかりは自分の将来について、ある重大な決意を発表します。

吉野 ひかり（伊藤 沙莉）は、小原 樹（織田 裕二）たちの前で「いつか執行官になりたい」と、重大な決意を明かしました。
室長の日野 純二（勝村 政信）らに現実的な厳しさを説かれる中、小原だけは自分の決意を喜んでくるくれるのでは、と思っていたひかりでしたが、その予想に反し、小原からも「勧める自信はない」と言われてしまいます。

そんな中、小原のもとに「子どもの連れ去り」という、執行官の仕事の中で最も難しいと言われる事件が舞い込みます。
娘の碧唯（小野井 奈々）と愛犬を連れ、黙って家を出てしまった夫の興津 大輔（福士 誠治）に対し、妻の凪咲（佐津川 愛美）は「子どもの引き渡し」を求める仮処分の申し立てをしていました。

家庭裁判所はすぐに引き渡しの判決を出したものの、大輔側がその判決に従わなかったため、子どもを直接強制、つまり「碧唯を執行し、凪咲のもとに連れ戻す」という事件なのです。
ひかりは、凪咲本人と弁護士の串木田 克子（堀内 敬子）の希望もあり、自ら志願してこの事件に執行補助者として協力することになりました。

子供を執行するということに心を痛めていると、案の定小原から「そんなデリケートなハートで執行官なんかなれるか」と言われてしまいます。

そんな中、大輔が栗橋 祐介（中島 健人）の大学の先輩だということが判明します。
栗橋が大輔から聞いていた話と、凪咲が裁判所で話した内容にあまりにも違いがあったため、不安を抱えながら執行当日を迎える小原たちでしたが、想定外の出来事が発生し、小原はショックを受けてしまいます。