2025年8月23日現在、SNS上では「YouTubeで“ハイプ”が使えるようになったらしい!」という話題で盛り上がっています。
ですが中には、「ハイプって結局どういう意味?」「誰でも利用できるの?」「無料なの?それとも有料?」「リーダーボードって何?」など、疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、YouTubeに登場した新しい注目機能「ハイプ」について、初めての方でも理解しやすいようにわかりやすく解説していきます。
とくに、以下のポイントを中心にご紹介します。
- 「ハイプ」とはどんな仕組みなのか
- 利用することで得られるメリットとは
- 課金要素やプレミアム機能の有無について
- 利用できないケースや制限がある場合の対処法
この記事を読めば、「ハイプ」がどんな機能なのかをすぐに理解できて、安心して使い始められるようになりますよ。
YouTubeに新登場「ハイプ」ってどんな機能?
「ハイプ」は、視聴者が応援したいYouTubeクリエイターを直接サポートできる、新しいインタラクティブ機能です。
対象となるのは、YouTubeパートナープログラムに参加していて、登録者数が500人以上50万人未満のチャンネル。そうしたクリエイターが投稿した長尺動画に対して、視聴者は週に3回まで無料で「ハイプ」することが可能です。
動画が公開されてから7日以内であればハイプでき、その動画は「リーダーボード」と呼ばれるランキング一覧に表示される仕組みになっています。リストに載ることで動画の露出が広がり、より多くの人の目に留まるチャンスが生まれます。
「ハイプ」で獲得できるボーナスポイントって?
「ハイプ」には、チャンネルの登録者数に応じて異なる「ボーナスポイント」が設定されており、より公平に注目を集められるよう工夫されています。
特に登録者数が少ないチャンネルは、1回のハイプで得られるポイントが多くなるように設計されていて、たとえば登録者が500人前後のチャンネルでは高ポイントを獲得しやすくなっています。一方で、登録者が数十万人規模のチャンネルでは、ポイントはやや控えめに設定されています。
このように、まだあまり知られていないクリエイターにも光が当たりやすくなるのが、「ハイプ」ならではの魅力です。
ランキングに入ると何が起きるの?
YouTubeの公式発表によると、「ハイプ」で高ポイントを得た動画は、週間リーダーボードに上位100件として掲載されるとのことです。
これまでの「高評価」や「共有」などとは違い、「ハイプ」は動画の注目度をダイレクトに押し上げてくれる仕組み。その結果、まだチャンネルの存在を知らなかった視聴者にも届きやすくなり、新たなファンの獲得につながります。
さらに将来的には、「ハイプ」に新たな機能が追加される可能性もあると報じられていて、今後ますます注目が集まりそうです。
YouTubeのハイプ機能をまるごと解説|使える条件から操作方法まで
① ハイプが送れる人・タイミング・回数のルール
YouTubeの新機能「ハイプ」は、動画が公開されてから7日以内の長尺コンテンツに対して使える視聴者向けの応援ツールです。
ユーザーは1週間に最大3回まで、無料でハイプを送ることができます。
すべてを1本の動画にまとめて送ってもいいですし、3本の異なる動画に1回ずつ分けて使うことも可能です。
この「3回」の回数は、ユーザーの現地時間の月曜日午前0時になると自動でリセットされます。
たとえば日曜日に2回使っていても、翌日の月曜日になれば再び3回分に戻る仕組みです。
② ハイプを送る具体的な方法
ハイプは、スマートフォン用のYouTubeアプリ(Android/iOS)を通じて利用します。
PC版やブラウザでは使えないので、その点は注意が必要です。
操作方法はとてもシンプル。以下の手順で誰でも簡単に使えます。
- YouTubeアプリで、公開から7日以内の対象動画を再生
- コメント欄付近、または「いいね」ボタン周辺をスワイプ
- 表示された「ハイプ」ボタンをタップすると送信完了!その場でポイントが反映されます
特別な設定は不要で、普段からスマホを使い慣れている方なら直感的に扱える設計になっています。
③ ボーナスポイント制度で新人クリエイターも輝ける
YouTubeのハイプ機能では、チャンネルの登録者数に応じて獲得できるポイント数が変わる仕組みが導入されています。
これは、まだファンが少ないクリエイターにもチャンスを広げるための工夫です。
たとえば:
- 登録者500人のチャンネル → 1回のハイプで7,500ポイント
- 登録者50万人のチャンネル → 1回のハイプで50ポイント
このように、小さなチャンネルほど多くのポイントを得られる仕組みになっているため、無名でもランキング入りの可能性があります。
④ ランキング(リーダーボード)と発見されやすさの効果
ハイプで集まったポイントは国別に集計され、週ごとのリーダーボードに反映されます。
このランキングでは、ハイプが多く集まった上位100本の動画が紹介されます。
ただし、YouTubeの公式ブログによれば、このランキングに入ったからといって検索順位やおすすめ表示で優遇されるわけではないとのこと。
つまり、「ハイプ」は視聴者の応援を可視化し、動画に注目を集めるサポート機能という位置づけです。
リーダーボードに名前が載ることで、今までリーチできなかった視聴者に届いたり、新たなファンとの出会いにつながるなど、広がりを持たせるきっかけにもなります。
YouTube「ハイプ」機能の進化と追加機能をチェック!
① 有料版ハイプ「Pay to Hype」ってどんなもの?
通常は週に3回まで無料で利用できるハイプ機能に加え、有料で追加のハイプが可能になる「Pay to Hype」という新しい仕組みが、一部地域でテスト運用されています。
この機能はAndroidアプリ限定で利用でき、現在はブラジルとトルコの一部ユーザーを対象に試験中です。
有料ハイプを使うことで、特定の動画に追加ポイントを送ることができ、その一部はクリエイターの収益にも反映される仕組みとなっています。
ファンが金銭的な応援を直接クリエイターに届けられる点が魅力で、Redditなどでは「無料のハイプに加えて課金でも応援できるのはうれしい」といった声が寄せられています。
一方で、「不公平感が出るのでは?」「乱用されないか心配」といった意見もあり、今後の正式導入時には、健全な利用をどう促すかが大きな課題となりそうです。
② 「ハイプスターバッジ」の導入で応援がもっと楽しく
YouTubeでは、1か月の間に最も多くハイプを送ったユーザーに対して、特別な称号「Hype Star Badge(ハイプスターバッジ)」を贈る制度を導入しています。
このバッジには次のようなメリットがあります:
- 画像として保存が可能
- SNSやYouTubeコミュニティでシェアできる
- 「このチャンネルを一番応援していたファン」であることをアピールできる
この仕組みによって、視聴者の応援の気持ちがより形になりやすくなり、クリエイターとのつながりを深めるきっかけにもなることが期待されています。
③ ハイプが使えない動画にはどんなものがある?
便利なハイプ機能ですが、すべての動画で使えるわけではありません。
以下のような動画は、ハイプ対象外となります。
- 非公開または限定公開の動画
- 子ども向けに設定されているコンテンツ
- Content IDによって制限されている著作権対象の動画
- ライブ配信中の動画(配信終了後は対象になる場合あり)
- YouTube Shorts(ショート動画)
- 収益化されていないチャンネルの投稿動画
また、地域の設定やアプリのバージョンによって、ハイプ機能が表示されないこともあります。
日本国内では利用可能ですが、もしハイプボタンが表示されない場合は、アプリを最新の状態にアップデートしてみるのがおすすめです。
④ ランキングへの反映と視聴されるチャンスの拡大
ハイプによって集まったポイントは毎週集計され、同じ国に住むユーザー向けに上位100本の動画が「リーダーボード」として公開されます。
このランキングは地域ごとに独立して運営されており、同じエリア内の視聴者同士が共通のランキングを見られる仕組みです。
また、YouTube公式ブログによると、将来的には「ハイプが多く集まった動画が、ホーム画面などで目立つ位置に表示される可能性もある」と言及されています。
現時点では、リーダーボード入りが直接的に表示順位に影響するわけではありませんが、注目度が高まることで、新しい視聴者との出会いにつながる大きなチャンスになるでしょう。
YouTube「ハイプ」利用時の注意点と不具合が起きたときの対処法まとめ
① ハイプは後から取り消せるの?
現在の仕様では、一度送信したハイプはキャンセルできません。
誤って押してしまった場合でも、その回数はカウントされてしまい、取り消すことはできないため注意が必要です。
そのため、操作する前には「本当に応援したい動画かどうか」をしっかり確認してからハイプを送るようにしましょう。
② ハイプが使えないときに確認したいポイント
「ハイプボタンが表示されない」「押しても反応しない」といったトラブルがある場合は、以下の点を順番に確認してみてください。
■ 1. ログインしているアカウントは正しいか確認
- YouTubeにきちんとログインできているかを確認しましょう。
- アカウントが切り替わっていたり、ログアウト状態だとハイプ機能は使えません。
■ 2. アプリのバージョンが最新か確認
- ハイプは、iOS/Android向けのYouTubeスマホアプリでのみ利用可能です。
- アプリのバージョンが古いと機能が表示されないことがあるため、App StoreやGoogle Playでアップデートがないか確認しましょう。
■ 3. 対象地域で使っているか
- ハイプ機能は日本を含む多くの国で提供中ですが、一部地域では未対応です。
- 端末やアカウントの地域設定を見直すことで改善される場合があります。
■ 4. 動画やチャンネルがハイプの対象条件を満たしているか
以下のような動画には、ハイプ機能は使用できません:
- 非公開・限定公開の動画
- 年齢制限があるコンテンツ
- 子ども向けに設定されている動画
- Content IDで保護されている著作権付きコンテンツ
- YouTube Givingの募金関連動画
- ライブ配信中(※配信終了後に対象になることも)
- YouTube Shorts(ショート動画)
- 収益化されていないチャンネルの動画
これらに該当する場合、ハイプボタンは表示されません。
■ 5. アカウントにまだ機能が反映されていない場合も
条件をすべて満たしていても、アカウントに機能がまだ反映されていない可能性もあります。
その場合は、少し時間を空けてから再試行してみましょう。
ハイプ機能の特徴と注意点(まとめ表)
項目 | 内容 |
ハイプの目的 | 視聴者がクリエイターを応援し、動画の注目度を高めるための仕組み |
利用条件 | ・YouTubeパートナープログラムに参加中 ・登録者数500~50万人 ・動画公開から7日以内 ・スマホアプリでの視聴が必要 |
無料で使える回数 | 週3回まで(同一動画への複数回送信も可能) ※毎週月曜日の午前0時にリセットされる |
小規模チャンネルの優遇 | 登録者数が少ないほど高ポイント付与 例:500人→7,500pt/50万人→50pt |
リーダーボード表示 | 国ごとのランキング形式で、上位100動画を週ごとに紹介 ※ホーム画面や探索ページに影響する可能性あり |
有料ハイプ(Pay to Hype) | ブラジルとトルコでAndroidアプリ限定テスト中 ポイント追加購入が可能/返金不可 |
キャンセル機能の有無 | 一度送信したハイプは取り消し不可。送信前の確認が大切 |
まとめ:YouTubeのハイプ機能を上手に活用するには?
YouTubeで新たに導入された「ハイプ(Hype)」は、視聴者がクリエイターを応援できる注目のサポート機能です。
このハイプを使うことで、対象の動画がリーダーボードに掲載されやすくなり、より多くのユーザーの目に触れるチャンスが広がります。
特に注目したいポイントは、登録者数が少ないチャンネルほど多くのポイントが付与されるという仕組みです。
この制度によって、まだ知名度の低いクリエイターにも公平にスポットライトが当たりやすくなっており、小規模チャンネルにとっては大きな追い風となっています。
ただし、ハイプ機能を利用するうえで注意しておきたい点もあります:
- 一度ハイプを送ると取り消しはできません
- 地域や動画の条件によってはハイプ自体が利用できないことがあります
- 有料版ハイプ(Pay to Hype)は、現時点ではAndroid限定で、ブラジルとトルコでテスト中です
こうした仕様を事前に理解しておくことで、より安心してハイプ機能を使いこなすことができます。
機能を正しく活用しながら、自分の「推し」を応援できるのはもちろん、自身もそのコミュニティの一員として楽しむことができる。
ハイプはそんな新しい応援スタイルを可能にする、これから注目の仕組みといえるでしょう。